1 結愛ちゃんの命を無にしないためにも、児童相談所と警察の全件情報共有と連携しての活動を求める署名運動を始めました。下記クリックの上ご賛同と拡散お願いします。
2 あす7月6日夜9時から、櫻井よしこさんの「言論テレビ」に
「私たちは結愛ちゃんの命を救える国になる!」という題名で、出演することになました。櫻井よしこさんのほか、門田隆将さん、花田凱紀さんとご一緒です。
櫻井さんと門田さんは、私どもが4年前から行っている「全件情報共有を求める署名活動」のご賛同者になっていただいております。是非ご覧ください。生放送でつい興奮してしまいそうですが、なるべく冷静に訴えたいと思います。
3 全件情報共有にご賛同ないしご理解いただいている方のご論考として、
〇柑本美和先生(東海大学法学部教授)
〇河浦龍生さま(元福岡市児童相談所児童福祉司)
をご紹介いたします。下記HPの左上(スマホでは最上から少し下がった個所)をご覧ください。
河浦さんは、福岡市の児童相談所の児童福祉司として長年現場でかかわってこられた方ですが、「児童相談所と虐待―「介入か支援か」論争に終止符を打つ」(藤林武史編著「児童相談所改革と協働の道のり」)の中で、
「市民から見ると、市の職員と警察官が踏み込むのでは、警察官の信頼と権威が高いと思われ反発の仕方が違う。警察を通告先に位置付け、英国のように、通告内容を児相と警察が即座に情報を共有し、どちらが前面に出る事案かなどの協議を行うストラテジーディスカッションの仕組み(イギリス保健省2002)があるべきと思う。」
「警察が権限行使を担うことで児相は支援的に関わることができ、介入と支援の役割分担ができるのである」
と述べられています。児童相談所の実務を担っておられる方の中には、警察との全件情報共有が必要で、「Working Together―関係機関が一緒にがんばろう」の理念をお持ちの方は相当数おられます。それを課長、所長の管理職クラスが抑えている、というのが、多くの都府県の児童相談所を説得している中で感じているところです。厚労省や全件共有に否定的な方は、この点ぜひご認識いただければと存じます。児童相談所の現場でほんとにがんばっている方は全件共有に前向きなのです。
4 私どもシンクキッズは、6月14日、安倍総理、加藤厚労大臣、小此木国家公安委員会委員長あて、
「結愛ちゃんの命を無にしないためにも、児童相談所と警察が全件情報共有し連携し活動すること定める法改正の実現を求める要望書」
を、提出しています。
翌15日に児童虐待防止対策に関する関係閣僚会議が開かれ、安倍首相は「虐待によって、多くの幼い命が奪われている。こんな痛ましい出来事を繰り返してはならない」、「政治の責任において、抜本的な対策を講じていく」「子どもたちの命を守ることを第一に、全ての行政機関があらゆる手段を尽くしてほしい」と、緊急の対策を講じるよう指示した、と報じられています。ありがたいことで、大いに期待しています。
特に、「全ての行政機関があらゆる手段を尽くしてほしい」という言葉に強く期待しております。さすがに、厚労省や警察庁は総理からここまで指示されて、全件情報共有を受け入れないということはないと思いますが、万が一、これまでどおり全件情報共有はしないという方針を出せば、総理指示のあからさまな無視ということになってしまいます。
安倍総理の強いリーダーシップで、そのようなことは決して許さない、児童相談所と警察が情報共有すらせず救えるはずの子どもたちの命が失われる、そういうことは決して許さない、そういう指示を厚労省や警察庁にしていただくことを心から期待しております。