結愛ちゃんの死を無にしないためにも、児童相談所と警察の全件情報共有と連携しての活動を求める署名にご賛同お願いします。ネット署名と署名用紙による署名と用意しています。
昨日2月12日午後、内閣総理大臣、文科大臣、厚労大臣、国家公安委員会委員長あてに要望書を提出し、厚労省で記者会見しました(要望書は上記クリックの上左側最上段に収納)。下記報道とあわせご一読ください。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3597008.html https://www.sankei.com/life/news/190212/lif1902120010-n1.html |
当日その直前に大変うれしい出来事がありました。沖縄からお二人の企業経営者の方がわざわざシンクキッズにご来訪いただき、千葉の事件を見て、沖縄でも児童相談所と市町村、警察との全件共有と連携した取組により子どもを守りたいので協力してほしいというお話でした。喜んで協力させていただきます。このような民間の方とともに、自治体や国に働きかければ、私どもだけではなかなか動かすことのできない自治体や国を動かしていくことができます。是非他府県でも同じ思いの方からのご連絡をお待ちしています。また、本日、東京のロータリークラブで私どもの取組についてお話ししたところ、大臣やある県の知事を知っているから紹介します、と何人かの方から言っていただきました。ありがたい限りです。皆さんの行政の無策に対する怒りと子どもを守ろうとする厚い思いを感じました! 是非、国会議員やまだ全件共有を実施していない都道府県の知事、特に私どもの要望を頑なに拒否している東京都や千葉県の知事さんと面会の機会をお作りいただける方がいればご協力をお願いいたします! 役人にいくら言っても無駄です。知事などの政治家に児童相談所の役人の不作為を改めてもらうしかないのです(愛知県や神奈川県、茨城県など多くの県では知事の決断で直ちに実現していただいています)。
さて今回が国に対する4度目の要望書となります。国が私どもの要望を受け入れ、児童相談所の案件抱え込みをやめさせ、関係機関の情報共有と連携した取組を実現していれば、心愛さん(千葉県野田市)も結愛ちゃん(東京都目黒区)も多くの子どもたちは虐待死させられることはありませんでした。
昨年7月の政府の緊急対策の柱は児相職員2000人増員というもので、結愛ちゃんの命を救えなかった最大原因であり、心愛さんの事件でもさらに明らかになった、
「児童相談所職員が親に逆らって怒られたくないという心理から、親の言いなりになり、警察とも連携せず、子どもを危険にさらす対応を平気で行う体質」
であることに気づかず(あるいは意図的に目をつぶり)、児相も大変なんだ、人手不足なんだとか、児相が警察と連携さえしていれば救えるはずの結愛ちゃんや(心愛さんも)を救えなかった上記の原因とは関係のない、真の原因をごまかすかのような理由に基づいて打ち出されたものです。
親に逆らって怒られたくないことから、親の言いなりになり警察とも連携しない職員をいくら増員しても何も変わらないことは明らかです。心愛さんを危険であることが明らかなのに家に戻した千葉県の児童相談所は職員が一人で決定したわけではありません。数名から10名ぐらいで検討会を開いて決めているのです。そんな職員を何人増やしても同じ対応をするだけです。
普通の一般の公務員である児童相談所の職員に、親を怖がらず毅然と対応することを求めることは酷で、無理なのです。私は警察の現場でいやというほど見てきました。増員して解決する問題ではないのです。警察官でない彼らにそんなことを求めても彼らは屈してしまうことは無理からぬことです。だからといって、親に屈し子どもを危険にさらすことは許されるはずもなく、だから、警察に連絡してほしい、警察と連携してほしいと言っているのです。
このような児相職員の心理、業務実態を踏まえた、ピントの合った対策を今度こそ政府は打ちだすよう強く求めてまいります。児相と警察との連携を否定する論者は、現場の児童相談所職員に無理を強い、職員はやはりできないので、結果として子どもを危険にさらし続けることになる、ということに気付いてほしいと思います。
前ブログの「事件の原因を分析せず、児相の実態を知らないからピントのずれた、効果のない議論、対策となる」はディリー新潮に掲載されましたのでご紹介いたします。
また、本日、文化放送の「SAKIDORI」に出演し思い切り上記につき述べさせていただきました。今後とも多くの場で発言し、多くの方に心愛さん事件、結愛ちゃん事件の再発防止に必要な対策につきご理解いただき、私どもの政府への要望活動にご理解ご支援いただきたく存じます。